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ゲンバビト

第三章 交わる力第七話 ターニングポイント「功希さん、やっぱ医者に診てもらったほうがいいっすよ」「大丈夫だってば、ペコは大袈裟だな」「縫わないとだめじゃないっすかこれ?」「やだよ、その方が痛えし」「じゃあ、これ」ペコは準備がいい、分厚いガーゼに消毒液をたっぷりつけて、僕の傷口にあてた(手から火が飛び出たのじゃねえか)と感じるくらい熱く

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第三章 交わる力第六話 巻きつく龍「あいつは、平気で人を刺す奴だよ」ヒデキの言葉が何度も何度も頭の中を駆け巡った刃物を出す奴は幾度となく見てきたが(実際に刺す根性ある奴なんてどうせいないだろう)と僕は世の中を舐めすぎていた存在するのだ良心の呵責なぞ微塵も感じない奴後先考えずにその場の感情でブスリとイク奴が・・・・常人なら刃物で斬りつけ

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第三章 交わる力第五話 ハチ公ララバイ公園通りをパルコに向かって歩く渋谷での用事を早く済ませようと足早にクラブクアトロを目指したセンター街を通ると(嫌な事に)巻き込まれかねないので僕は公園通りからの回避ルートを選んだ渋谷にもキャッチのチームが点在していてこの公園通りも僕らのように(胡散臭い)奴らで溢れかえっていた新宿のあのゴミゴミした

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第三章 交わる力第四話 弾ける泡閉店後のアルケミストはまさに明け方の歓楽街のように静かだ僕はバイト終わりホールのテーブル席に座って一人放心するのがたまらなく好きで制服のボタンを外しながら従業員が自由に飲める味の薄いオレンジジュースを飲んでいた仕事帰りのキャサリンさんが楽屋から出てきた僕は不意に呼び止めてしまった「キャサリンさん」「お疲

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第三章 交わる力第三話 蛾と蝶「キャサリンさん、おはようございます」「あ、功希君おはよう」「どうしたの?」「いえ、ビラ配り行ってきます」「大変ね、あの社長は人使い荒いから適当にサボりなよ」「それ、見つかったら今度こそ殺されます」「殺しはしないわよ、大袈裟ね」「そうですかね、あの・・・・行ってきます」「様子が変ね?なんかあった?」「何も