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ゲンバビト

第二章 呵責最終話 ソレの正体すまなかった」「お前が戻ってきたなら別に良いよ」バンドの二人のメンバーは僕らと違って温厚な奴らでささすがリズム隊と言いたくなる程全体の空気を察知してコトを丸くおさめてくれる「で、トモヨシ、クスリはやめたのかよ?」「ああ、キッパリやめた」「じゃ、良いや、やめなきゃバンドやめろよな」アツシは核心をついた事を言

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第二章 呵責第六話 救いの重低音ガツンと予想が当たった時「ほれ見たことか」ととてつもない優越感に浸れるはずが今の僕はとてつもない絶望感に襲われている笑いたくもないのにナチュラルに出やがる乾ききった笑い「それなに?」わかっているのだ頭ではわかっているし、答えなんて求めていないのに自身が発した言葉の薄っぺらさが余計にぼくを奈落の底に突き落

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第二章呵責第五話 振りかざされた青龍刀「ペコ、着いたけど、どこにいる?」「自分、今、九龍に居ます」「マジ?ヒデキさんも居るの?」「今日は、まだ見てません」「そっか、じゃあそっち行くわ」「わかりました」歌舞伎町という街は本当に不思議な街で様々な人種が入り混じっていて仕事終わり欲望の街に入り込む迷えるサラリーマンや一目でその職種とわかる

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第二章 呵責第四話 懐かしい味のスパイス「今日は珍しく勝ったよ」と常連のばあさんが言う「よく出てたもんな、良かったね」と僕はドル箱五箱分の玉を運びながら、ばあさんににっこり微笑みかけたこのばあさん、毎日のようにパチンコ「ヒカリ」に足を運ぶかなりの古株で「ヒカリ」で知り合ったパチンコ友達も多い。あだ名はトミさん、本名は知らない。たまに孫

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第二章 呵責 第三話 勝つ重要性「シルキーの鈴木です」 今、バンドは解散の危機にさらされていて、この人の電話に出るのは気が滅入る。 「どう?もうライブまで2か月程だけど順調?」「はい、わざわざありがとうございます」 「ゲノムの連中にも君達がオープニングアクトをやる事を伝えたからね」 「わかりました、わざわざすみません」 「まあ、一度ウチに顔出